みやじまのななふしぎ
宮島の七不思議
国内
場所・異界
- どんな話か
- 赤い着物の人に連れ去られ京都に降ろされた話や、白く変わる神馬など宮島七不思議の異なる伝えを収める。
- 細部
宮島に伝わる七不思議には、記録によっていくつか異なる並べ方がある。ある伝えでは、赤い着物をまとった何者かに首根っこをつかまれて空を飛ばされ、気づくと遠く離れた京都に降ろされていたという話や、だれも火をつけていないのに松明の炎が見えること、山中で笛の音色が響き渡ること、神前に上げた馬が毛色にかかわらずやがて白く変わり、鳥居から社殿まで駆け抜けるときに厳島の神が姿を見せるという言い伝え、そして雨上がりの朝には大人の4、5倍もある大きな足跡が残っているという話が数えられている。
また別の伝えでは、島をめぐる神の使いの鳥や無数の灯り、山にまつわる松明と拍子木の音、名も知れぬ呼び声、雪に残る足跡、そして蓬莱にまつわる言い伝えが七つとして挙げられており、同じ『七不思議』でも語り手によって中身が異なることがうかがえる。
- 広まり方
- 1936年の『近畿民俗』に収められた宮本常一編「和泉取石昔話」、および1981年の『伝承文学研究』に掲載された小川美由紀「宮島の伝説考―七不思議を中心に―」に記録がある。
- 地域
- 広島県廿日市市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ