みっつのいわあな
三つの岩穴
国内
場所・異界
- どんな話か
- 弘法大師が修行の際に作ったという三つの岩穴があり、それぞれ酢・酒・醤油の味がする水が湧くという。
- 細部
- 高浜の地には岩穴が三つ並んでおり、それぞれの穴からは酢の味、酒の味、醤油の味を帯びた水が湧き出していたのだという。これらの岩穴は、諸国を巡って修行を重ねた弘法大師がこの地に立ち寄った際、みずからの手で作り出したものだと語り伝えられている。日々の膳に欠かせない調味料が地中から自然に湧くという発想は、聞く者の心をとらえてやまなかったのだろう、里の人々の間で長く言い伝えられてきた。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』所収、南方熊楠「酢と酒と醤油が湧出る三つの壺」に記録がある。
- 地域
- 福井県高浜町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ