みたらしのおおぬま
みたらしの大沼
国内
場所・異界
- どんな話か
- 朝日町のみたらしの大沼は風で動く小島が66あり、対岸の黒い株が沈むと天下に異変が起きる兆しとされる。
- 細部
- 朝日町の大沼山山頂は役行者の開いた霊場とされ、その社殿の後ろにみたらしの大沼という沼が広がっている。沼の中には複数の小島が浮かび、風に流されて動くものもあれば、風に押されているのにあえて逆方向へ進むものもあるという珍しい動きを見せる。島の総数は当時の日本の国数と同じ66とされ、かつて行基菩薩もこの沼に祈りを捧げたと伝えられる。あるときには水神が和歌に心を動かされて沼の水面が高く巻き上がったという逸話もある。加えて、対岸右手の池には黒々とした木の根のようなものが浮いており、これが水中に沈んで姿を隠すと、世の中に大きな異変が起きる予兆だと言い伝えられてきた。
- 広まり方
- 1974年の『日本随筆大成第二期』に収める百井塘雨『笈埃随筆』に記録がある。
- 地域
- 山形県朝日町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ