みだくつ
弥陀窟
国内
場所・異界
- どんな話か
- 安政四年、六部が弥陀窟で黄金色に光る何かを見て潮に流され、以来訪れる者ごとに見え方が違う話。
- 細部
- 安政四年、諸国を巡礼していた六部の一人が、南伊豆町にある弥陀窟という岩窟にたどり着いたという。窟の中に入ると黄金色に光る何かの姿が見え、欲を出して近づいたところで潮が満ちてきて体は流され、危うく死人同然の状態になったところを助け出されたと伝わる。この話が広まってからというもの、一儲けをたくらんで窟に入る者が相次いだが、金色に輝く弥陀の像を実際に見たと語る者もいれば、何度入ってもそれらしきものは何も見えなかったと語る者もいたという。
- 広まり方
- 1934年の『旅と伝説』誌所収、小野幸「奥伊豆の伝説二三を語る」に記録がある。
- 地域
- 静岡県南伊豆町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ