めいどう
鳴動
国内
場所・異界
- どんな話か
- 将軍塚は国家の異変や凶事の前に鳴動するとされ、妙満寺の鐘や貴船山でも同様の予兆現象が伝えられている。
- 細部
- 京都東山の花頂山にある将軍塚は、国に何か障りが起こる前には必ず鳴動するといわれている。ある和尚の話では、天明6年の4、5月頃から鳴動が続き、9月6日の夜丑の刻には鼓のような音が聞こえたといい、これは天明8年に起きた大火の前兆だったのではないかとも語られる。さかのぼれば平家が都落ちした際にも、将軍塚は同じように鼓を打つような音を立てて鳴ったと伝わる。また寺町通りにある妙満寺の鐘は、元は道成寺にあったものというが、これを所持する家に凶事が迫ると必ず鳴動するとされる。ほかにも延宝4年正月2日には貴船の山中が鳴動し、翌日確かめてみると、以前修理した場所と同じ箇所がまた崩れていたということもあった。
- 広まり方
- 1976年刊『日本随筆大成第一期』所収、伴蒿蹊『閑田耕筆』、1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、百井塘雨『笈埃随筆』、1976年刊『日本随筆大成第一期』所収、山口幸充『嘉良喜随筆』に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ