めでたきかおり
めでたき香
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 死を前にした和尚が自分の火葬に臭気は出ないと告げ、実際に妙なる香が立ち遺骨が舎利になったという。
- 細部
- 江州の錦織寺にいた珂軟和尚は、最期が近づいたころ知り合いに向かって、自分の体を焼いても嫌な臭いは立たないだろうと言い残した。やがてその言葉どおり、荼毘に付された日には、言い表しようのない良い香りがあたりに漂い、拾い上げられた骨はことごとく舎利になっていたと伝えられる。生前の予告と死後の現象がぴたりと合う形で、僧の徳の高さが示される筋立てになっている。
- 広まり方
- 1974年刊の『日本随筆大成』第二期に収める神谷養勇軒『新著聞集』に記されている。
- 地域
- 滋賀県野洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ