まつまえじょうのやみのよのいど
松前城の闇の夜の井戸
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 松前藩5代藩主の乱行を諫めた家臣が悪臣に謀られて井戸で殺され、以来月の出ない夜には井戸からうめき声が聞こえるという言い伝え。
- 細部
- 松前藩5代藩主・松前矩広の治世、藩主に乱行を改めるよう諫言した家臣・丸山久治郎兵衛が、「殿の鉄扇が井戸に落ちたので取ってきてほしい」という口実で呼び出され、これが謀り事と承知の上で応じたところ、井戸に入った丸山めがけて悪臣らが大石を投げ込み殺害したと伝わる。その後、藩主の子が相次いで早世するなど不穏な出来事が続き、祟りを恐れて井戸を埋めようとしても、いくら土砂を流し込んでも埋まる気配がなかったともいう。月の出ない暗い晩には、いまだにこの井戸の底からうめくような声が響くと語り継がれている。
- 広まり方
- 松前城にまつわる怪異譚として地域の郷土史や怪談を紹介するサイトで取り上げられ、城巡りや歴史散策の際に語られる話として伝わっている。
- 地域
- 北海道松前郡松前町(松前城)
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ