またごろうのゆうれい
又五郎の幽霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 平郡島では、亡くなった庄屋・鈴木又五郎の幽霊が夜更けに現れ、草鞋姿で刀を差して墓地へ向かって歩いたと語られる。
- 細部
- 柳井市平郡島には又五郎の幽霊にまつわる話が伝わる。ある家の兄が、一番鶏が鳴くころ、時刻にして午前二時か三時ごろ帰宅の途についていたところ、かつてこの地の庄屋であった鈴木又五郎という、すでに亡くなっているはずの人物を見かけた。草鞋姿に刀を帯び、大きな被り物をかぶった姿で、ゴッソ、ゴッソという足音を響かせながら通り過ぎていったという。兄はとっさに身を伏せ、その姿が真宮様の墓所に消えるまでじっと拝み続けていたと伝えられている。
- 広まり方
- 『常民』1987年掲載、中央大学民俗研究会「山口県柳井市平郡島 調査報告書」に記録されている。
- 地域
- 山口県柳井市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ