あざぶのうなぎやのきょうし
麻布の鰻屋の狂死
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 長年鰻を捌いてきた店主が突如狂乱し、自らを鰻と名乗って命を絶ったという話。
- 細部
- 江戸の麻布にあった鰻屋の主人が、ある時にわかに気を狂わせ、まな板の上に自ら横たわると包丁を喉から腹まで突き立て、「自分は鰻だ」と口走りながら死んだという。数十年にわたり数えきれない鰻を殺してきた報いだろうと当時の人々は語ったと伝わる。長年扱ってきた生き物と自身が入れ替わったかのような最期が異様とされる。
- 広まり方
- 『中陵漫録』(佐藤成裕)が『日本随筆大成』第三期(1976年)に収められている。
- 地域
- 東京都港区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ