きょうのいわのななふしぎ
京の岩の七不思議
国内
場所・異界
- どんな話か
- 京の岩と呼ばれる岩場に伝わる七つの奇異で、田村麿伝説や天狗の仕業も含まれる。
- 細部
- 京の岩には七つの不思議が数えられている。入口の岩穴には鳶と烏が石に変じたという形があり、坂上田村麿が武将の菩提を弔う地を探していたとき、二羽が誘うように穴へ飛び込んで固まったと伝えられる。近くの泉のそばには田村麿が兜を置いたという窪みの残る岩がある。岩穴の梵字は削り取ってもまた浮き出てくるといい、五つ並んだ穴は正面から見ると梅の花のように見える。白い石は昔おかめの面そっくりだったが、明治二十年頃に面白半分で転がり落とした者の家に不吉が続いたため、祟りを恐れて元の場所へ戻された。直径百二十センチほどの穴は擂鉢を横から差し込んだような形をしており、川岸の岩壁には荒壁を塗ったように見える一角があって、これは壁塗り天狗の仕業とされる。
- 広まり方
- 1987年刊『長野県史』民俗編東信地方ことばと伝承、細川修・松本清人によるその他の伝説の章に八例が並ぶ。
- 地域
- 長野県北相木村
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ