きゃくおうじんじゃのめがみ
客王神社の女神
国内
場所・異界
- どんな話か
- 深夜の参道で見かけた美女がかき消え、社の戸が音を立てて閉まったという話。
- 細部
- 伊台に鎮座する客王神社は女神を祀るとされる。夜の十二時ごろ、宮へ向かう道端を歩いていた男が、そこに美しい女がいるのを見つけて声をかけようとした。ところが呼び止める間もなく姿は消え、続けて社殿の戸がガタンと大きな音を立てて閉じた。この出来事があってから、あの宮には女の神様がいるのだと人々が言うようになったと伝えられる。祭神が女神であるという知識が、目撃譚を通じて土地の実感として定着していく過程が読み取れる。
- 広まり方
- 1974年の『あゆみ』所収、三好清敏・西崎伸承「ふるさとの民話―松山市伊台の民話―」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ