くわなのよじへえさん
桑名の与次兵衛さん
国内
場所・異界
- どんな話か
- 村人に射殺された旅人が祟りをなしたため神として祀られ、蕁麻疹やイボを治すとされた小祠。
- 細部
- 千町に建つ小さな祠は、桑名の与次兵衛さんの名で呼ばれる。伝えによれば、遠く桑名から訪れたこの人物を、村の者が誤って射殺してしまった。彼は金でできた観音像を背負っていたという。その後さまざまな災いが続いたため、恐れた人々は霊を神として祀った。以来この祠はジンマシン、土地の言葉でホロセやヤジマと呼ぶ症状や、イボを癒す力を持つとされている。害された者の祟りが、逆に病を治す霊験へ転じた例である。
- 広まり方
- 1961年刊の『あゆみ―西條市加茂の民俗―』所収、森正史監修の集落と村制の章(俗信仰と伝説)に記録がある。
- 地域
- 愛媛県西条市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ