くまたろう
熊太郎
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 熊の穴で冬を越した猟師のもとへ翌年熊が赤子を連れてきて、熊太郎と名づけて育てた。
- 細部
- 大草蓮の猟師が山で道を見失い、しばらくのあいだ熊の穴に身を寄せて過ごしたという。翌年になって、その熊が赤ん坊を一人連れて猟師のもとへやって来た。猟師はその子を熊太郎と名づけて手元で育てた。成長した熊太郎は、胸いっぱいに毛が生えていたと伝えられる。獣と人のあいだに生まれた者が並外れた特徴を備えるという話は山村に広く分布しており、熊と人の距離が近かった暮らしを背景に語られてきた。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』に載る柳田国男の一編で紹介されている。
- 地域
- 長野県小谷村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ