くまのどうふち
熊の堂淵
国内
場所・異界
- どんな話か
- 日光の華厳の滝と地下でつながっているとされる淵で、糸をつけた動物を放つとそちらに現れたという。
- 細部
- この淵は、遠く離れた日光の華厳の滝と地中でつながっていると信じられている。かつて土地の者が、淵と滝の関係を確かめようと動物に糸を結び付けて放ったところ、その動物は華厳の滝の方に現れたのだという。両者は直線距離だけでも相当に隔たっているはずだが、地下深くを通る一本の水脈でひそかに結ばれているのだと語られてきた。目に見えない地下水脈のつながりを、実際に試した逸話によって裏付けようとした点がこの言い伝えの特徴である。
- 広まり方
- 1982年刊『小泉の民俗―宮城県本吉郡旧小泉村―』所収、東洋大学民俗研究会の口承文芸調査に記録がある。
- 地域
- 宮城県気仙沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ