くだもち
クダ持
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 白毛に黒の混じる小獣を抱える家筋とされ、縁組を通じて増え家を食い潰すと恐れられた。
- 細部
- クダはクダショウとも呼ばれ、白い毛に黒の差した小さな獣で、姿はモルモットに似ていると語られた。害を加えれば祟るというので、猟師でさえ手を出さなかった。厄介なのは家筋に付くという点で、その家と縁組をすると新たな家にも移り住み、やがて七十五匹にまで殖えて家産を食い尽くすとされた。若宮様の祠の中でこの獣が遊んでいるのを見たという証言も伝えられている。婚姻の可否を左右する重い言い伝えであった。
- 広まり方
- 1954年の『山陰民俗』に載る千葉徳爾の論考、赤石山系の山村における狐持についてに記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ