くちざわぶちのわんかし
口沢淵の椀貸し
国内
場所・異界
- どんな話か
- 宴席で膳椀が不足したときは書き付けを添えて口沢淵に頼めば必要な数を貸してもらえたが、壊した膳を数の足りないまま返して以来貸さなくなった。
- 細部
- 村でお振舞いを行う際、用意した膳椀の数が足りなくなることがあった。そうしたときには、必要な数を書き付けにして口沢淵に頼むと、望んだだけの膳椀を貸してくれたのだという。ところがあるとき、借りた膳を誤って壊してしまい、足りない数のまま淵へ返してしまった者がいた。それ以来、口沢淵は二度と膳椀を貸してくれなくなってしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1974年の『粕尾の民俗―栃木県上都賀郡粟野町旧粕尾村(下粕尾は除く)―』所収「九 口承文芸」(東洋大学民俗研究会)に記録がある。
- 地域
- 栃木県鹿沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ