くちよせをするひと
口寄せをする人
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 病を機に先祖や大師を拝むようになり、霊感を得て口寄せをするようになった人々についての伝えである。
- 細部
- 三豊市には、口寄せを行う人にまつわる話が伝わっている。肥地木で口寄せをしていた人物は、四十歳のころから体調を崩したことをきっかけに先祖や大師さまを拝むようになり、五十歳を過ぎたころから何かを感じ取れるようになったという。土地や家に不調を抱えた人が相談に訪れると、先祖を拝んでいるうちに自然とその原因が分かったといい、この力は十二年ほど続いたが、体調が良くなって先祖への信仰をやめると感じなくなったという。また別の話では、粟島の人物がオヘンドサンのおかげで片方の目を助けてもらった縁から信仰を深め、四十四歳のときに霊者となったと伝えられている。体に霊を宿して三度唱えると何でも教えてくれるといい、決まった所作をするとお告げが出るとも、真言念珠で体をさすると病が治るともいわれている。
- 広まり方
- 1973年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会「香川県三豊郡詫間町」に記録がある。
- 地域
- 香川県三豊市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ