くびづかさま
首塚様
国内
場所・異界
- どんな話か
- 無実を疑われ斬られた坊主の首が川をさかのぼって岩に噛みつき、その地に祀られたのが首塚様だという。
- 細部
- 川で坊主が首を斬られ、その首が川をさかのぼって流れ着いたのを祀ったのが首塚様だと伝えられている。語られ方は一様ではなく、悪人に首を落とされた坊主の首が川伝いに飛んでいったとする話もあれば、隠し女を持ったと疑われた坊主が侍に斬られ、その首が川上へ流れて岩に噛みついたとする話もある。なかには1500年ごろのこととして、切支丹の僧侶が中川原の桜ん子という場所で命を奪われ、その首は小泉川を逆さに遡って岩に食らいつき、和尚が身につけていた数珠は一匹の蛇に姿を変えて川を流れ下り、熊ん堂淵に沈んでいったと詳しく語る例もある。斬られた首が水の流れに逆らって遡るという筋立てが、どの語りにも共通している。
- 広まり方
- 1982年刊『小泉の民俗―宮城県本吉郡旧小泉村―』所収、東洋大学民俗研究会の口承文芸調査に、五通りの語りが記録されている。
- 地域
- 宮城県気仙沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ