こうふのこうこうむすこのしゅせん
甲府の孝行息子の酒泉
国内
場所・異界
- どんな話か
- 炭が売れず酒を買えなかった孝行息子が父に汲んだ清水が、いつしか良酒に変わっていたという酒泉伝説。
- 細部
- 甲府市右左口町に伝わる話である。かつて九一色村に、炭を焼いて得たお金で父親に竹筒一杯の酒を買って届ける、孝行な若者がいた。あるとき炭が思うように売れず、酒を買う金の工面ができなかった若者は、仕方なく道中の清水を汲み、これで我慢してほしいと父にすすめたという。ところが、その清水はいつの間にか上等な酒に変わっていたのだった。若者の孝行心に応えて清水が酒になったとされ、この湧き水は強清水と呼ばれるようになったと伝えられている。
- 広まり方
- 1949年刊『郷土研究』掲載、土橋里木「右左口の酒泉伝説」に記録がある。
- 地域
- 山梨県甲府市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ