こえだけこたえるこわいかお
声だけ答えるこわい顔
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 度胸試し中に遭遇した恐ろしい顔の者について仲間に説明していると、当のものから声が返ってきたという話。
- 細部
- 昔、若者が度胸試しをしていたとき、恐ろしい顔をした者に出会い、慌てて逃げ帰った。仲間からどれほど怖い顔だったのか尋ねられても、言葉では表せないと答えていると、近くから「こんな顔かい」と声がした。振り向けば、逃げてきた当の恐ろしい顔の者がそばにいた。肝試しの最中の遭遇と、帰った後にも続く驚きを組み合わせた話で、常陸太田市町田町の記録として一九八八年の『町田の民俗』に収録されている。
- 広まり方
- 町田地区の口承文芸の記録に、若者の度胸試しの一話として残されている。
- 地域
- 茨城県常陸太田市
- 年代
- 不明(1988年の民俗調査で採録)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ