はつかいちのぼたもちをたべたかなぶつ
廿日市のぼた餅を食べた金仏
国内
場所・異界
- どんな話か
- 継母にいじめられた庚申さんが、供え物を食べた罪を金仏のせいにすると、本当に金仏が食べていたという。
- 細部
- 庚申さんと呼ばれる人物は、幼いころ継母から冷たく当たられ、満足に食事を与えてもらえないまま育てられていたという。あるとき、仏壇に供えられていたぼた餅をこっそり食べてしまい、そのことを継母にきびしく問い詰められた。庚申さんはとっさに、自分ではなく金色の仏さまが食べたのだと言い逃れをする。すると不思議なことに、本当にその金仏の口元にぼた餅の跡が残っており、まるで仏が身代わりになって庚申さんをかばったかのような出来事になったという。虐げられた子を仏が助けたという筋立ての、庚申信仰の由来を語る話の一つである。
- 広まり方
- 1960年の『庚申』に掲載された窪徳忠「庚申縁起話」に記録がある。
- 地域
- 広島県廿日市市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ