はだののりょうしをすくうこうしんのほし
秦野の漁師を救う庚申の星
国内
場所・異界
- どんな話か
- 難破した漁師が、闇夜に現れた庚申の星を見て方角を知り、命拾いしたと語られる。
- 細部
- 荒天に巻き込まれた漁師の船が壊れ、行き先も分からぬまま闇の海に取り残された。やがて真っ暗だった空に庚申の星が姿を見せ、その位置を頼りに進むべき方角を割り出すことができたため、漁師は無事に助かったという。庚申信仰が単なる講の行事にとどまらず、海上で命を守る目印として語られている点にこの話の特徴がある。星を庚申と結び付けて呼ぶ言い方そのものが、信仰と航海の知恵が重なっていたことを示している。
- 広まり方
- 1960年の『庚申』所収、窪徳忠「庚申縁起話」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県秦野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ