おうたきのしゃくじょうのわきみず
王滝の錫杖の湧き水
国内
場所・異界
- どんな話か
- 御嶽へ向かう僧が丁寧な道案内に報い、錫杖を突いて水を湧かせたと伝わる清水。
- 細部
- 崩越の川岸には今も水が湧いており、弘法清水と呼ばれている。かつて御嶽山へ登ろうとした一人の僧が、この地を通りかかって道を尋ねた。応じた百姓の受け答えがあまりに丁寧だったので、僧はその心根に感じ入る。そして用水を引くことができず水に難儀していた土地に錫杖を突き立て、清らかな水を湧き出させた。おかげでその一帯には田が開かれたという。旅の僧への親切が土地の恵みとして返される、弘法伝説の典型的な形である。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編「口頭伝承」第二章の伝説、清水の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県王滝村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ