こうぼうさん
弘法さん
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 足が木でできた老婆の家に泊まった旅人が、老婆の頼みで雪を降らせて木の足跡を隠してやり、実は弘法さんだったという話。
- 細部
- 足が木でできているという老婆が一人で暮らしていたところへ、一人の旅人が訪ねてきて一晩泊めてほしいと頼んだ。老婆は自分の家が貧しくて泊めてあげられないと答えたが、それならばと旅人は、近くの車屋から食べられるだけの物を持ってくればよいと知恵を授けた。老婆が、自分の足は木でできているので歩けば跡が残ってしまうと打ち明けると、旅人は心配ないと言って雪を降らせてやった。おかげで老婆の木の足跡はすっかり雪に隠れて見えなくなったのだという。この旅人こそ、実は弘法さんだったのだと伝えられている。
- 広まり方
- 1975年の民俗採訪『愛知県西加茂郡小原村』(國學院大學民俗学研究会)に記録されている。
- 地域
- 愛知県豊田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ