こうぼうだいしとふえるむぎ
弘法大師と増える麦
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 弘法大師が足の甲から取り出した三粒の麦を増やして村人に授け、人々は麦飯を握って礼をしたという。
- 細部
- 旅の途中で立ち寄った弘法大師は、自分の足の甲からたった三粒の麦を取り出してみせた。ところがその粒はみるみる量を増していき、村人たちに分け与えられるほどになったのだという。恵みを受けた村人は、その麦で飯を炊いて握り飯をこしらえ、大師をもてなす膳として差し出したと伝わる。乏しいものを豊かに変える法力と、それに応じる村人の礼儀とが対になって語られている弘法伝説の一つである。
- 広まり方
- 1986年の『大分県史 民俗篇』所収、若杉昌昭による弘法大師伝説(自然と高僧との結合)の解説に記録がある。
- 地域
- 大分県佐伯市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ