こうぼうだいしのしお
弘法大師の塩
国内
場所・異界
- どんな話か
- 会津の深山の谷から湧く弘法大師封じの潮を竈で煮ると雪のような塩になり、将軍へ献上されたという。
- 細部
- 奥州会津郡の深い山の中に、弘法大師がかつて封じ込めたという潮が、谷あいから絶えず湧き出ている場所がある。これを竈にかけて煮詰めると、まるで雪のように白い塩ができあがるのだという。海辺から遠く離れた山奥で塩が作られるということ自体、まことに珍しく不思議なことであり、そこで焼かれた塩を下々の者が口にすることはなかったらしい。例年、この塩は会津から将軍家へと献上されるならわしになっていたと伝えられている。
- 広まり方
- 1975年の『日本随筆大成第1期』所収、大田南畝「半日閑話」に記録がある。
- 地域
- 福島県北塩原村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ