こうぼうだいしのいっぱいみず
弘法大師の一杯水
国内
場所・異界
- どんな話か
- 旅の弘法大師が杖を突き立てると清水が湧いたと伝わる泉で、脇には腰かけ石が残る。
- 細部
- 弘法大師がこの地で足を休めたとき、喉の渇きを覚えて手にしていた杖を地面へ突き立てた。すると突いた跡から澄んだ水が湧き出したと伝えられる。傍らには大師が腰を下ろして休んだという石があり、腰かけ石と呼ばれてきた。杖を突けば水が出るという弘法水の型は全国に分布するもので、名もない湧き水に高僧の来訪を結びつけて由緒を与える語りである。水と石という二つの目印が話を土地へ繋ぎとめている。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編、細川修と松本清人による水の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県佐久市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ