やまなししのあわつぶもようのやまめ
山梨市の粟粒模様の山女魚
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 弘法大師が老婆に粥を乞い、断られた粟粥入りの山女魚を川に放つと蘇り、以来山女魚に紅い粟粒が残るという由来話。
- 細部
- 昔、川浦地方のある家を弘法大師が訪れ、老婆に粥を分けてほしいと頼んだ。ところがその粥にはヤマメが炊き込まれており、なまぐさいものを差し上げるわけにはいかないと老婆は断ってしまう。すると大師は、魚など川に放してやれば生き返るのだからと言い、煮えたヤマメを手に取って川へ投げ入れた。すると魚たちはみな生き返り、体に粟粥をつけたまま泳ぎ去っていったという。この出来事があって以来、笛吹川で獲れる山女魚には紅色の粟粒のような模様がついているのだと伝えられている。
- 広まり方
- 1998年の甲斐路『秩父街道の伝説と昔話』(望月整子)に記録がある。
- 地域
- 山梨県山梨市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ