こうぼうだいし
弘法大師
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 旧暦11月23日のスリコギカクシは、宿を求めた弘法大師をもてなした老婆の正体がスリコギだったという由来譚。
- 細部
- 旧暦11月23日は二十三夜の行事日にあたるが、この地域では別名を「スリコギカクシ」ともいう。伝わるところによると、その晩に弘法大師がある家を訪れ、貧しい暮らしをしていた老婆に一晩の宿を求めた。老婆は蓄えがなかったため、稲架にかけてあった大根の干し菜をこっそり失敬して食事に出したという。ところがこの老婆は、実は踵だけしかないスリコギの化身だった。正体が足跡から知れてしまうことを案じた大師は、雪を降らせて老婆の足跡をすっかり覆い隠してやったと伝えられている。
- 広まり方
- 1951年の『民間伝承』に掲載された、西谷勝也「同族と地の神」に記されている。
- 地域
- 兵庫県養父市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ