しがちょうのいわからわくこうぼうみず
志賀町の岩から湧く弘法水
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 旅僧を冷遇した村には清水が涸れ、歓待した村には海岸の岩から清水が湧いたという弘法水の伝説。
- 細部
- 昔、旅の僧がある村を訪れて一夜の宿を求めたが断られ、せめて水を一杯だけでもと頼んでも与えられなかった。それ以来、その村には清水が湧かなくなったという。一方、隣の村では同じ旅僧を快く迎えて手厚くもてなした。翌朝、旅立つ僧は礼として海岸の岩を指し示すと、そこから清水が湧き出した。この旅僧こそ弘法大師であったと伝えられる。以来、湧き出た清水は布を晒すのに使われ、白布は能登縮として各地へ送り出されるようになったという。
- 広まり方
- 1915年の『郷土研究』所収、雨花子「能登の弘法水」に記録がある。
- 地域
- 石川県志賀町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ