おしののこうぼうしみずがれ
忍野の弘法清水涸れ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 弘法大師が筆先で地を掻いて湧かせた清水が地名の由来となったが、農夫が不浄な桶を洗い涸れてしまった話。
- 細部
- かつて弘法大師が内野村の水のみ(水のもと)という土地を訪れたとき、硯に使う水が見当たらず困っていた。そこで筆の先で地面を掻いたところ、清水がこんこんと湧き出したという。この出来事にちなみ、その場所は弘法大師の硯の水と呼ばれ、地名も水のもとと名付けられた。湧き水はその後、農作業や林業に携わる村人たちにとって欠かせない水源となっていたが、ある時、一人の農夫がだら(人糞肥料)を運ぶ桶をこの水で洗ってしまったために、湧き水はぴたりと止まってしまったという。
- 広まり方
- 1997年の『甲斐路』所収、天野安夫「忍野の池」に記録がある。
- 地域
- 山梨県忍野村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ