おだわらのこうぼうだいしのつえいど
小田原の弘法大師の杖井戸
国内
場所・異界
- どんな話か
- 大師が杖を突き立てたところ水が湧き、そのまま井戸になったと伝わる林中の湧き水。
- 細部
- 諸国を巡ったという大師が、この地で杖の先を地面へ突き立てたところ、そこから水が噴き出して井戸になったと語られる。場所は総世寺の近くの林の中だという。杖の一突きで水源が生まれるという筋は各地の弘法伝説に共通するもので、涸れることのない湧き水や由緒の分からない古井戸に説明を与える働きを持つ。ここでも、林の奥にある水場が誰の手によるものか説明できないところへ、大師の巡歴が結びつけられている。
- 広まり方
- 1996年の『常民文化研究』所収、石崎敬子「小田原市周辺の口承文芸」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県小田原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ