みずごいのこうぼうだいし
水乞いの弘法大師
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 旅の乞食僧に姿を変えた弘法大師が、水を惜しんだ家と快く与えた家とで、その後の湧き水の出方を変えたと伝わる。
- 細部
- 弘法大師が乞食僧の姿で托鉢し、家々を回った際、水を一杯も分けない家があった。その家では以後水が出なくなるようにし、反対に水をなみなみと差し出した家には、豊かな湧き水が出るようにした。水を惜しむか、たっぷり与えるかという応対の違いが、土地の水の出方にそのまま返る筋立てであり、もてなしの善悪が水脈そのものに跳ね返る話である。西多摩郡日の出町で採録され、『常民文化研究』1983年の「多摩の昔話(二)山間部及び平野部の補遺」に記録されている。
- 広まり方
- 『常民文化研究』1983年所収の増田昭子・今越祐子「多摩の昔話(二)」に、日の出町の伝承として記録されている。
- 地域
- 東京都日の出町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ