はくさんしのこうぼうだいしのわきみず
白山市の弘法大師の湧き水
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 諸国を巡る弘法大師が水を求めた際の応対の善し悪しで、井戸の水が出る村と出ない村に分かれたという話。
- 細部
- 弘法大師が旅の途中、釜清水という土地に立ち寄り「水を一杯くれ」と所望した。あいにく手近に水がなかったため、その家の者はわざわざ遠くまで清らかな水を汲みに行って差し出したところ、弘法大師は手にした杖を地面へ突き立て、そこから清水がこんこんと湧くようにしてくれたという。ところが弘法大師が同じように水を求めてニッサラ村を訪れた際、洗い物をしていた女性はその洗い水をそのまま差し出してしまった。もてなしを怠ったこの振る舞いの報いとして、ニッサラ村では水が出なくなったと伝えられている。旅の高僧への応対次第で村の水源の豊かさが分かれるという、弘法伝説によく見られる型の話である。
- 広まり方
- 『民俗採訪』1978年の国学院大学民俗学研究会による石川郡河内村調査に記録がある。
- 地域
- 石川県白山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ