はくばのゆきであしあとをかくすだいし
白馬の雪で足跡を隠す大師
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 宿を貸した老婆をかばって雪を降らせ、以来タイシッコーの晩には必ず雪が降るという。
- 細部
- 11月23日はタイシッコーと呼ばれ、大師様を祀る日にあたる。その由来として、弘法大師が乞食の身なりで一夜の宿を求めて歩いたが、どの家も泊めようとしなかったという話が語られる。ただ一人、村外れに住む貧しく足の不自由な老婆だけが招き入れたものの、家には出す食べ物がない。老婆は隣家の稲を盗んで粥を炊いたが、雪の上に足跡が残ってしまう。大師は雪を降らせてその跡を覆い隠した。それゆえこの日の晩には、わずかでも雪が降るのだと伝えられている。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 仕事と行事』第8編年中行事、来訪神の項に記録がある。
- 地域
- 長野県白馬村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ