ふじよしだのこうぼうだいしのわきみず
富士吉田の弘法大師の湧き水
国内
人型の怪異
- どんな話か
- みすぼらしい姿で訪れた弘法大師をもてなすと福が訪れ、腰掛けた場所からは水が湧き出たという。
- 細部
- 富士吉田市向原に伝わる弘法大師の話。みすぼらしい身なりで現れた旅の僧を、それが弘法大師だとは知らないまま家に招き入れてもてなした人がいたところ、後になって何かうれしい出来事が訪れたという。また別の話では、昔弘法大師がこの地を訪れて腰を下ろした場所から水が湧き出るようになったといい、それが現在の糸ゆすぎ場で水が湧いている場所の由来だと伝えられている。姿を隠して土地を巡る弘法大師が、親切にした者には恵みを、そうでない者には対照的な結果をもたらすという、各地に共通する弘法伝説の型を示している。
- 広まり方
- 1984年刊『向原の民俗(下)』の「口承文芸 世間話」と「口承文芸 伝説」に、都留文科大学民俗学研究会が採録した。
- 地域
- 山梨県富士吉田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ