おおやまちょうのこばんをのこすこうぼうだいし
大山町の小判を残す弘法大師
国内
人型の怪異
- どんな話か
- みすぼらしい旅の僧に一夜の宿を貸した木こりが、朝には小判の山を見つけ、弘法大師だったと知ったという。
- 細部
- ある晩、木こりが、体の腐れただれた身なりのみすぼらしい旅の坊さんを気の毒に思い、自分の使っている木こり小屋にその夜だけ泊めてやることにした。ところが次の朝になって小屋の中をのぞいてみると、寝ていたはずの坊さんの姿はどこにもなく、その代わりに小判が山のように積み上げられていたという。粗末な小屋に一夜の宿を貸しただけの木こりが、思いがけない富を授かったこの話は、その旅の坊さんこそが弘法大師の化身であったのだと結ばれて伝えられている。
- 広まり方
- 1979年の『伝承文学研究』所収、宮岡洋子「円岡邦枝媼の語る昔話―鳥取・中山町の昔話(一)―」に記録がある。
- 地域
- 鳥取県大山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ