てんぐのこしかけまつ
てんぐの腰かけ松
国内
場所・異界
- どんな話か
- 山鳴りとともにねじ曲がった峰の松は大てんぐが腰掛けた跡とされ、傷つければ災いを招くという。
- 細部
- 畑を耕していた農家の人が作業の手を止めるほどの山鳴りが突然起こり、峰に立つ松の木がねじれるように曲がった。これは大てんぐが腰を下ろしたためだと語られ、以後その松はてんぐの腰かけ松と呼ばれるようになった。木を傷つけたり、折った枝を燃やしたりした者は病で命を落とすか大怪我をすると言い伝えられており、単なる由来話にとどまらず、伐採や採取を禁じる実際の禁忌として働いていた。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の伝説、植物の伝説のうち松の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県大町市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ