ころりのゆうれい
コロリの幽霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- コレラの死者を埋めた土地で鯉を飼う老人が、消えた見知らぬ老婆を死者の霊と知り供養した話。
- 細部
- 明治12年、コロリと呼ばれたコレラが流行し、多くの人が命を落とした。その死者を埋めた場所に小屋を建てて暮らしていた老人が、そばの堤で鯉を飼っていたという。ある年、鯉に餌をやって帰ろうとしたところ、見知らぬ老婆が立っているのに気づいた。どこの者かと尋ねると米沢だと答えたが、別れて少し歩いてから振り返るとその姿はどこにも見えなかった。老人はこれを浮かばれずにいたコロリの死者の霊だと悟り、供養をして塔婆を建てたという。
- 広まり方
- 1976年の『置賜の民俗』所収、武田正の「口承文芸」に記録がある。
- 地域
- 山形県米沢市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ