こまつがいけ
小松ヶ池
国内
場所・異界
- どんな話か
- 無理な田植えで力尽きた嫁が沈んだ跡が池になり、そばを通ると泣き声が聞こえるという。
- 細部
- この池はもともと田であったと語られる。近くに暮らしていた小松という名の嫁は、日ごろから姑につらく当たられていた。ある時、広い田の苗を一日で植え終えるよう命じられ、どうにかやり遂げたものの、そのまま力尽きて泥の中へ沈んでしまったという。やがてその一帯に水が溜まって池となり、彼女の名を取って呼ばれるようになった。以来、水辺を通りかかる者の耳に、押し殺したような啜り泣きが届くと言い伝えられている。嫁いびりの過酷さが土地の名の由来として残された例である。
- 広まり方
- 1977年刊『神奈川県史 各論編5 民俗』第八編第二章第四節(神奈川県企画調査部県史編集室)に記録がある。
- 地域
- 神奈川県三浦市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ