こまんもたれまつ
小万もたれ松
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 父の仇を討つため関宿で剣術修行に励んだ女性・小万が、隠れて時を過ごしたという松の木の伝説。
- 細部
- 剣術指南役だった父を同僚に殺された小万は、身重のまま関宿で子を産み落として亡くなった母に代わって養父母に育てられ、父の仇討ちを志す。亀山藩の剣術指南役から新陰流の突き技だけを学び、関宿東はずれの松の木に隠れて機をうかがったとされ、この松が「小万もたれ松」と呼ばれるようになった。天明3年(1783年)8月、小万は馬子に変装して亀山城大手門前で本懐を遂げ、その後は養父母への恩義から山田屋にとどまって孝養を尽くし、享和3年(1803年)に36歳で病死して福蔵寺に葬られたと伝わる。
- 広まり方
- 江戸時代の女性による仇討ち譚として各地で語り伝えられ、関宿の名所として今も知られている。
- 地域
- 三重県亀山市関町(関宿)
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ