こまがたいわ
駒形岩
国内
場所・異界
- どんな話か
- 谷へ落ちた妹が白い馬に抱かれて無傷で助かり、兄の身代わりと語られて駒形神社が祀られた岩。
- 細部
- 霧の深い日、滝の沢の山道を馬で越えようとした幼い兄妹が、視界を失って相次いで谷底へ落ちた。深さは数十メートルあり助かる見込みはなかったが、しばらくして村人が、白い馬に抱きかかえられるように気を失っている妹を見つける。妹には傷ひとつなかった。岩に馬の形が刻まれていると聞いた妹は、信心深い兄が身代わりになってくれたのだと語ったという。二人は土豪の子で、防人に出た父の留守に家と土地を手代に奪われ、その父を捜す旅の途中であった。折よく通りかかった武人が父であり、のちに村のために力を尽くした。村の繁栄は駒形岩の恵みだとして、今も駒形神社で祭りが営まれている。
- 広まり方
- 1987年刊『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第一二編口頭伝承第二章伝説の石の伝説(細川修・松本清人)による。
- 地域
- 長野県長和町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ