こくき
黒気
国内
場所・異界
- どんな話か
- 文化13年正月27日の夜、金比羅山麓から幅1間長さ1里ほどの黒気が東西へたなびき、紫から黒へ変じて消えたという。
- 細部
- 文化十三年、正月二十七日の夜のことである。讃岐国大麻の地では、金比羅山のふもとから幅一間、長さ一里ほどにも及ぶ黒い気が立ちのぼり、東西の方向へ長くたなびいた。しばらくのあいだそうしてたなびいていたが、やがて西のほうへ流れていき、風に吹かれるようにして消え去ったという。この気は現れはじめのころには紫がかった色をしていたが、時が経つにつれて次第に黒みを増していったとも伝えられる。雲であるとも煙であるとも判じがたい、正体の知れない現象として書き留められている。
- 広まり方
- 『日本随筆大成』第一期1975年刊、菅茶山の随筆「筆のすさび」に記されている。
- 地域
- 香川県琴平町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ