こがね
黄金
国内
場所・異界
- どんな話か
- 労咳で家族が途絶えた屋敷は化物屋敷と噂され、泊まった六部が見た三人の僧の跡を追うと黄金などの財宝が見つかったという。
- 細部
- 労咳という病で一家がみな亡くなってしまった大きな屋敷があり、いつしか近隣で化物屋敷と呼ばれるようになっていた。ある晩、旅の六部がそこに宿を借りていると、真夜中どきに白衣・黄衣・黒衣をまとった三人の僧侶が現れ、眠っている六部の周りを三度巡っては、意味の分からない経文を唱えて立ち去っていった。不審に思った六部がその後を追うと、僧たちの姿は屋敷の馬小屋でふっと消えてしまう。そこを掘り返してみると、黄金と白銀、それに銅銭が埋められていたという。のちに三井家の始祖となったのは、この六部その人であったとも伝えられている。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』に掲載された、栗山一夫「峡の里の話」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県加東市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ