とおののこうどうをすくったさんどのこえ
遠野の坑道を救った三度の声
国内
場所・異界
- どんな話か
- 坑道で親金運びを手伝う炊事男を、入口から呼ぶ声が3度呼び出し、その直後に坑道が崩れて命を救ったという。
- 細部
- 遠野市小友町に伝わる鉱山にまつわる話である。炊事係の男が坑内で親金を運ぶ作業を手伝っていたところ、坑道の入り口のほうから自分を呼ぶ声が聞こえてきた。不思議に思って外に出てみても、そこには誰の姿もなかったという。同じことが三度にわたって繰り返され、そのたびに男は外へ呼び出されたのだが、ちょうどその直後に坑道が崩れ落ちてしまい、結果として男は難を逃れることができた。この声の主については、女の声だったのではないかとする説も伝えられている。
- 広まり方
- 1922年刊行の『土の鈴』所収、佐々木喜善「黄金の牛」に記録された話。
- 地域
- 岩手県遠野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ