たかやましのふぶきのかいおん
高山市の吹雪の怪音
国内
場所・異界
- どんな話か
- 明治30年秋の末、吹雪を逃れて避難小屋に入った人々が夜更けに鈴の音や人の声、読経のような声を聞いたという高根町の話。
- 細部
- 明治30年の秋の終わり頃、高根町では激しい吹雪に見舞われた人々が、山中の避難小屋へと逃げ込んだことがあった。外の吹雪がおさまらないまま夜が更けていくと、小屋の中にいた人々は、どこからともなく鈴の音が響いてくるのを耳にする。それだけでなく、人の話し声や、まるで読経をしているかのような声までもが聞こえてきたのだという。吹雪の山中という孤立した状況の中で、正体の分からない音や声に一晩じゅう脅かされた体験として語り継がれている。
- 広まり方
- 1937年の『ひだびと』掲載、代情山彦「山小屋の昔ばなし」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 明治
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ