こえ
声
国内
場所・異界
- どんな話か
- 敗戦の後に池へ身を投げた奥方たちの恨みが残り、雨の夜には啜り泣きが聞こえるという。
- 細部
- 関ヶ原の戦いで石田三成が敗れたとき、奥方たちは晴らしようのない恨みを抱えたまま、千貫池と万貫池へ身を沈めたと語られる。その無念が水底に留まっているため、雨の降る夜には池のあたりから、ひいひいと細く啜り泣くような声が響くのだという。語り伝えられているのは姿ではなくもっぱら声のほうで、二つの池に結びついた土地の記憶として繰り返されてきた。
- 広まり方
- 1936年の『近畿民俗』所収、水木直箭「近江の伝説」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県甲賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ