ふくしまのおっていけとひびくこえ
福島の負って行けと響く声
国内
場所・異界
- どんな話か
- 山中で聞こえた声の主が弘法大師の木像で、傷つけた目の跡が村人の顔に残るという話。
- 細部
- 昔、村の狩人が鹿を追って沢の奥深くまで入っていくと、だしぬけに、草の茂みのあたりで「負って行け、負って行け」と繰り返す声が響いてきた。声のもとを確かめると、それは弘法大師の木像であったため、狩人はこれを背負って持ち帰り、太子堂に祀った。途中、ささげの蔓に絡まって大師様の目を傷つけてしまったため、今もその木像の片目からは血が流れたような跡が残っており、それ以来この村に生まれる者は誰でも片目が細いのだという。
- 広まり方
- 1953年刊行『日本民俗学』、丸山久子「昔話の『幸運』」に記録されている。
- 地域
- 福島県福島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ