ふじさわのあかいまんとをとうみつつのこえ
藤沢の赤いマントを問う三つの声
国内
場所・異界
- どんな話か
- 小学校の女子職員トイレで赤いマントを勧める声が三度聞こえるという学校の怪談。
- 細部
- 市内の小学校では、女子職員用の便所の右から五番目に入ると、赤いマントを着せようかと問いかける声が三度にわたって聞こえてくると語られていた。断ると天井に、背中へ十二本の剣を突き立てられた人の姿が浮かび上がり、マントの形をなぞるように血が流れ落ちてくるのだという。教師たちはこの話を知らないのに児童のあいだでは誰もが知っており、怖がって近寄る者がいなかった。全国に広まった赤マントの怪談が、特定の個室という細かい指定を伴って土地に根づいた例である。
- 広まり方
- 1990年の『民俗』所収、林英一「学校の中の非日常空間の位相」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県藤沢市
- 年代
- 平成
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ