きうん
奇雲
国内
場所・異界
- どんな話か
- 高くそびえた柳の梢を覆った不思議な雲で、光を放ち神社の創建につながったと伝える。
- 細部
- 四町四方に広がる柳の林の中に、三十丈にも達する一本が抜きん出てそびえていた。ある日その梢を覆うように奇妙な雲がかかり、あたりへ霊妙な光を放ったという。これを尋常でない出来事と受け止めた朝家は、その柳の下に筑摩三所の神を祀った。これが湖東の筑摩神社の起こりであると語られている。飛び抜けて高い木と、そこに現れた雲と光という取り合わせが、その土地を神の座と定める根拠として語られており、社の由緒を説く話の型がよく表れている。
- 広まり方
- 1926年の『民族』所収、柳田国男「楊枝を以て泉を卜する事」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県米原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ